♦ すべりを良くし、脱ぎ着を楽にし動きやすくする
♦ 肌触りの良いもの
裏布は表布の素材や厚みとの釣り合いを考えて選びます。
空アイロンで布目を整えます。
裏布の耳の部分に文字が欠いてある面が裏布の表面です。
裏布は滑りやすい布地なので、裁断台をシーチングで被って滑り止めにしたり
裏布をきれいに縫うポイントは、細い針・細い糸を使う事です。
横のゆとり・・・表布の横伸縮に対してのゆとりで、必ず裏布にはゆとりを入れます。
ご覧になった後、閉じてください。
このページは、別ウィンドウで開いております。+++裏地について+++
♦ 表布を保護し、汗や汚れから肌を守る
♦ 表布のシルエットを保ち、型くずれを防ぐ
♦ 表布が透ける素材でも安心して着れる
♦ 保温効果を高める
♦ 表布の縫い代や芯を隠してくれる
♦ 静電気が起こらないもの
♦ 汗を吸いやすいもの(吸湿性が良い)
♦ すべりが良いもの
例えば、
コートのような厚手の表地には、綾織りやサテン地など
ジャージーのような伸縮素材には、伸縮性のある裏布
夏物のさらっとした表布には、シャリ感のある裏地
スカートやパンツの裏地は、肌にじかに触れるので、注意します。
一般的に水通しの必要はありませんが、水洗いをする服につける場合は、水通しをしておきます。
布端がつれている時は、耳に斜めに切り込みを入れ、布目に沿って裏面からアイロンをかけます。
アイロンの温度は、裏布の素材によって違いますが、低〜中温が目安です。
布端で試してからかけて下さい。
* レーヨン素材の裏布は、水洗いにより、縫い目のほづれ、型くずれを起こしやすいので、水洗いする服には向きません。
キュプラ・アセテート・ナイロン・ポリエステルは水洗い可です。
綾織り(ツイル)タイプの裏布は、綾の布目が"ノ"の字に見える面が表面です。
その他の見分け方として、耳の部分に小さな穴があいています。
穴の飛び出している面が表面になります。
ただ、例外もありますので、不明な時は、購入時にお聞きになってください。
型紙の上におもりを置き、まち針を多めに打つなど、工夫してみてください。
裏布をハトロン紙にとめて、ハトロン紙と一緒に裁断する方法もあります。
* 滑りやすい布地を裁つ時、とても便利なのが、
"ロータリーカッター"です。
ただ、テーブルを傷つけないように注意が必要です。
* 裂ける布は裂いて横の地の目を正しく通し、角を直角にしておくことも大切です。
ミシン針・・・7番・9番
ミシン糸・・・ポリエステル糸の80〜100番の細い糸
糸調子・・・上糸・下糸ともゆるめ、押え金の圧力が調節出来るミシンの場合は、弱めにします。
* 糸調子がきつかったり、針目が細かすぎると、縫い目のつれ、縫い縮みを起こしやすいため
注意してください。
本縫いは、出来上がり位置より0.2~0.3cm縫い代側に縫い、縫い代を出来上がり位置で、
片倒しに倒します。
この分量をきせ分といいます。
縦のゆとり・・・ジャケットなどの裾は、裏布に浮き分を作り、表布の裾縫い代に奥まつりで縫いつけます。
スカート・パンツは、表・裏の裾を各々別に始末し、ふらせておきます。
コートは、ジャケットのように浮きを作る場合と、スカートのようにふらせる場合があります。
ロングコートは、布の重みで表布が伸びてくるので、ふらせておく方が無難です。